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工業製品と伝統工芸品
 タイトルに関して。

 どちらも同じ「ものつくり」だけど、何か違うような気がする・・・とは前々から思っていて

 どちらも人がつくり、人が使い、デザインがそれぞれある

 点では変わらないのだけれども、

 最近大きく違う点は

 癖の出方

 なのかなと。

 当たり前といっては当たり前なんですが、機械製品、例えば、車だったら、基本的には誰が作っても同じものになるように設計されている。
 (あくまでも一般車に限りますが)

 そこには

 誰さんのボディの磨きは世界一さ~

 とか

 このカーブの付け方は親方以外できねーぜ

 ということはあまり見えてはいけないような気がするのです。

 工業製品の基準には規格に合わせるということもあると思います。

 一方の伝統工芸は全く同じということに対しては、とても縛りはゆるく、むしろ、違いを「味」として受け止めてもらうことになります。

 つまり、デザイン性ということに関しては、とても表現しやすい分野なのかなと。

 ある意味、漫画に似ていて、

 「その先生の漫画とスストーリーじゃなければだめだ」的な世界になります。

 今はそうした大量生産品と個性的な製品と二つの流れをケースバイケースで選択できるという点ではとても贅沢な時代なのかなと思っています。

 ただ、これからは・・・・というところで、どちらも同じなのは

 常に新しさって何さ?
 
 を追求する姿勢なのかなと。

 新しさといっても、今まで全くないようなものじゃなくて、そこには、今までの中をよく見て、どんな点を変えたら面白いのかな?と追求することだと思っています。

 そういう点でものつくりの世界は確かに楽しいと思います。
 
by littlehanashyo | 2008-02-22 10:41 | 江戸切子
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