またまたCMに登場した
モダンラインのお話で申し訳ないのですが、
カットの繊細さもさることながら、ワイングラス自体の工芸性も高いものになっています。
通常のグラスは付け足といってワイングラスのカップの部分に、後で足の部分を付け足すという製法で行っています。
モダンラインのワイングラスは
引き足といって、カップの部分からそのまま足を伸ばす方法を用いています。
だから足のラインが硝子の柔らかな特性を残した優雅なラインを描いています。
台の部分も丸ではなスクエアにカットしてあります。
丸い曲線を上部はえがいているので、台まで丸いと、デザインとして美しくないということで、対象的な角のあるものとしてあります。
デザインの案からカット、視覚的な印象まで、すべて人の手の実で行っています。
今の社会のように、機械やコンピューターといった直接人が手を使うことなく、仕事ができるものが多い中、
すべて手で仕上げたものの芸術性というのは逆に価値あるものとして受け止められているように思います。
今朝もCMでみて、自社の品物ながらも感動してしまいました。
まだご覧になられていらっしゃらない方はこちらでぜひ!
トヨタのプレミオのCM