先日、ジュエリーをお買い上げいただいたお客様からのお話なのですが、
華硝のジュエリーをつけていたら、お店で知らない方に、
「魂を感じるジュエリーですね」
と話かけられたそうです。(占い師・・・だったのかもしれない)
そのお客様にお買い上げいただいたジュエリーは父の初期の作品で、はじめてジュエリーにチャレンジした頃のもの。
勢いとか、初めてのものへの意気込みとか、きっといろいろな心があわさって創られたものなのでしょう。
実は私も一番気に入っていた作品でした。
でも、父のいいなあと思うところは、自分が創ったということを前面に押し出さないこと。
正直、批判になりますが、よく切子も、○○さんの創った作品と書いてあるものもありますが、
日常に使って欲しい、飾って欲しいという願いが私にはあるので、人の名前が前面にでるのはあまり好きではないのです。
個人的な意見ですが・・・。
自分の領域に作者が入り込んでくるようなそんな気がしてしまうのです。(切子とか工芸品に関してですが)
教えられなくても父の作品はわかります。
お客さまも、「どこで見ても華硝さんのだけはわかる」といってくださいます。
そういう切子が創られている工房で育ったことに誇りを持っています。
何度も書いていますがこれは個人的な意見で、作者名がきちんとわかったほうがいいという方もいらっしゃると思います。