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江戸切子職人への道②
(続き)

 儲ける ということは

 自分の作品にお金を支払ってもいいという賛同者を増やす

 ということが、弊社の場合のビジネスではあてはまる。

 結局、

 作ってくれてありがとう

 の段階というのは、素人の域で

 作ってくれたものを

 お金をだしてまでほしいと思ってもらう段階が

 プロの域である。

 求人募集の段階では、ここまで考えて応募する人はほとんどいなくて

 ものづくりを美化しすぎている(これはマスコミの影響が大きいと思う)

 のが現状です。

 人がお金をだしてまでほしいと思わせるものをつくる

 ということは、会社でいうなら

 一人商品開発

 一人営業

 一人製造で

 一人で、一つの会社を頭の中で経営しているようなものである。

 近いものは「漫画家」があるけれども、漫画家の場合には、

 大手出版社が広告宣伝をしてくれるけれども

 弊社の場合にはそれも自分でしなくてはならない。

 これからの職人というものは、「儲ける」意識を持つ者がなるべき仕事だと思う。

 こんな話を考えるようになったのは

 「人材教育」という本の取材で

 中原淳先生とお話をしてからで、

 職場と人材開発に関して、とても興味を持ったからです。

 最初からこういう意識を持った職人さんを・・・というのではなくて、

 弊社で働きながら、弊社ではこういった意識の職人さんを育てたいという話で、

 そうすると、もっともっと工芸の世界で生きたいと思う人が増えると思っています。

 大阪市長の橋本さんではないけれども、

 どんなに補助金をばらまいても、変化することはなくて、

 維新塾のように、自分がいなくなっても機能するようなシステムをまずつくっていくことが必要で、

 弊社で、こうした取組をしていくことで、

 工芸世界=衰退

 ではなくなってくるのではないかと思っています。

 今はチャレンジの時で、一緒にチャレンジしていきたいと思う人にこれからスタッフとして巡り合えるといいなと思い、

 常にスタッフ募集をしています。

 工芸=儲からない図式を変えたいと思うくらいにチャレンジャーな方がいましたら

 未経験で全く問題ないので

 ぜひ応募してください。
by littlehanashyo | 2012-03-30 13:03 | 江戸切子
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