カテゴリ
全体
江戸切子
インテリア
ジュエリー
最新のトラックバック
<   2008年 12月 ( 19 )   > この月の画像一覧
2008年最後の話題
 2008年、最後に考えたことは(いや、まだ明日があるので最後から二番目の可能性もある)

 新しいことをやるには壁がつきものだ

 ということである。

 たまたま昨日「カンブリア宮殿」を見て、大分トリニータの社長さんが出演していたのだが、そのときに、

 新しい試みだったので壁

 があったという話をしていた。

 (めずらしく苦労話調にならず、ユーモアを交えてお話をなさっていた点がとてもよくて、思わず聞き入ってしまいました。)

 歴史というのは数々の馬鹿者よばわりされた人たちがいることを知るための学問で、

 進むということは、常に壁があるもんだ

 ということを学ぶためのものという一面を持っていると思っている。

 どの時代にもどの場所にも必ず「壁」はある。

 壁というのは、結局、「進まない状況の方が自分にとって都合がよい」

 だったり

 「リスクをおかすより現状維持が好ましい」

 という、現状に価値を持っている人たちのことを指す。

 弊社の場合は今まで

 「直販なんて無理だ」

 「バカラのほうが価値が高い」

 「硝子は透明のクリスタルじゃないと」

 など、常に言われ続けている。

 でも、じゃあ、それに対して

 「直販をしない」
 「バカラはすばらしいね」
 「クリスタルに変更」

 していたら、従来のままで、結局、「売れない」という状況から脱却できない。

 トリニータの社長ではないが「夢」があるから、現状にどうしても甘んじていられない。
 
 試行錯誤

 それしかないと思っている。

 来年もまた、もがいて、考えて、でもお客様に楽しんでもらえるものを創って、

 日本の技術の一つとして日本人が誇りに思ってもらえるようなそんな技術を日々目指していきたいと思っています。

 
[PR]
by littlehanashyo | 2008-12-30 11:44 | 江戸切子
希望マーケティング論2
 昨日の続き。

 HP自体も真実かどうかを見極めることは難しい。

 たとえば、私がここで

 「午前中はお客さんがわんさか来店。混みあってました」

 と書いても、誰にもわからない。

 実際は、午前中2名で(これだって、本当かわからない)

 「演出で書きました」

 「広告の一つです」

 と言ってしまえば、それまでである。

 だから、コンテンツを充実させるしかない。

 結局、演出過多になっている今、作品自体を向上させていくこと以外、
やれることはないと思う。

 という意味です。昨日の論は。

 考えてみたら、マックの行列よりもHPの世界は「演出」が行われているのではないのかなあ。

 以前にあるWEBの会社から

 「ブログを用いて集客を増やす」

 という提案で、

 さも素人が書いたかのような日記に、弊社の作品を用いているということを書かせる

 というものがあって、

 「え・・・そりゃあ、虚偽だろう」

 ということでその場でお断りをさせていただきました。

 「日記は素人さんが書いていると思いきや、怖い世界だ!」

 と思ったことがあります。

 匿名性の強い世界独特の方法だなあと実感。

 演出

 宣伝

 どちらも作品を「売る」という点では大切な要素で、

 どちらも、即効性が高いということでは利点はあります。しかし、

 作品の理解

 という点では効果を発しないと思っています。

 作品を理解してくれる人に出会う

 それにはとにかく「時間」がかかるものだと考えています。

 特に芸術品のような付加価値の生じるものは

 深い理解

 があってのことです。
 
 工芸品は手でつくるから「高い」のではなく

 消費者が作品を理解してはじめて「高い」代価を払うべきだと思っています。

 来年はこの「理解」の部分を、もっとHPで充実させていきたいと思っています。

 

 

 
[PR]
by littlehanashyo | 2008-12-28 15:30 | 江戸切子
希望マーケティング論
 マックのやらせ事件。

 問題でしょう・・・。

 演出といってますが、はっきりいって「詐欺行為」に思えるのですが。

 以前よく前を通る料理店がテレビの番組に取り上げるようで、撮影をしていたところ、

 「エキストラさん並んでください」

 と言って、若者からお年寄り・赤ちゃんまでいきなり人々が現れ

 お店の前に並びはじめた

 ことを思い出しました。

 後日、「行列のできる料理店」として放映されていて、

 「え、嘘じゃん」としか思えず・・・。

 (ときどき並んでいるけれども、ほぼ行列になっているのは見たことがなかったので)

 大学の近所の食堂の撮影にあたったときには

 「今日はしょうが焼きを頼んでください」とスタッフに言われ、後日放映を見ると

 「しょうが焼き定食が大人気のお店」として紹介されており、

 「いや、人気メニューはから揚げですよ」と友人とポツリと。

 メディア側も、企業側も、

 自分たちのシナリオ

 を既に描いており、そこに当てはめようとするため、どうしても「虚偽」という方法を使わざるを得ないのだろう。

 目の前にあるものは現実で、現実なんて、実際のところ、どのようなものか、今の時点では捉えられない。

 結局、過ぎ去ってから「こういうものだったんだ」と認識するしかない。

 だから、ハンバーガーなら、ハンバーガーで売って見るしかない。

 少なくとも、私は

 「多数の人が買っているから買おう」

 なんて全く思わない。

 「買ってみておいしかったらラッキーだ」

 ぐらいのチャレンジ精神でものを購入するのだ。

 どうも、マーケティングというものは、人の行動パターンの認識が一元的でしかない・・・というよりも、

 「こうあって欲しい」という希望が強すぎて見えなくなっているように思えるのである。

 でも、行列=凄い

 なんて見方で、少なくとも消費者は購入しないし、それが話題性と考えているのは

 たぶん。メディア側だけだと思うのですが・・・。

 コンテンツに自信があれば、そんな小細工は必要なし。

 でしょう。



 
[PR]
by littlehanashyo | 2008-12-27 10:57 | 江戸切子
あえて手順を書いてみました
 いまさらなんですが、

 作品ができるまで写真です。

 簡単にいうと

 硝子にカットする

 カットした部分を磨く

 の2つの作業により完成します。

 繊細なカットは表面を浅く、大胆なカットは深く。

 磨きはすべて手作業で光らせる。

 この技術により作品が出来上がります。

 
f0088709_1235628.jpg

[PR]
by littlehanashyo | 2008-12-26 12:03 | 江戸切子
進化していくこと
 制作工房である熊倉硝子工芸では

 「進化すること」

 をキーワードにしています。

 進化とは、常に前進することだけでなく、

 継承すべきことは何かを常に確かめること

 という意味で使っています。

 つまり、技術であれば、継承すべき能力は何かを考え、それをさらに向上させていくこと。
 
 そして時間がたったときにもう一度見直し、別のものを継承すべきと考えたら、力の入れ具合を変えること。

 イメージとしては

 流動性

 になります。

 以前に、お茶道具に凝ったことがあり、様々な道具を切子で制作したのですが、しばらくたって、

 もっと生活に近いものを

 と考え、一時辞めていました。
 
 けれども、茶道のような特殊な場面ではなくて、日常に非日常性を取り入れるライフスタイルもあると考え、

 最近、香合や宝石箱も再び制作しています。

 以前のものが、とても作法にのとったものであったのに対し、新しい作品は、作者の自由な表現を感じるものになったなと思っております。

 作品の進化とは、目に見えてわかるものである・・・と感じています。

 1ヶ月に1回、プレミアムアイテムの入れ替えを行っているのは、作品の進化を目に見える形にしたいという気持ちからです。

 昨日から変わっていますが、今回のものは「モダン性」の強い作品が多く出来上がってます。

 作品の進化を認識する

 という楽しみは、人が制作しているものでしか味わえない醍醐味だと思っています。
 
 写真は香合。手のひらにのるサイズです。
f0088709_11401975.jpg


 
[PR]
by littlehanashyo | 2008-12-25 11:40 | 江戸切子
これからの創り手の必須条件
 「江戸切子」もそうなんですが、

 どんなものにもぴんからキリまであって、

 良いものもそうでないものも同じ枠に入っています。

 たとえば、近所のおばちゃん御用達の洋服やさんも

 アルマーニも

 同じ「アパレル」とか・・・。

 江戸切子に関しては

 江戸(東京)で制作していること

 が基礎要素で、

 中国製だったら、「江戸切子」ではなく「切子」表記になります。

 新しいものを・・・

 というものづくりの姿勢はとても大切ですが、一番の基礎は何度も言っているように

 「技術」が必要です。

 たとえば、凄い技術の持ち主が制作するシンプルさと、技術がないからシンプルにカットするしかなかったものでは

 作品に違いがでてきます。

 同じカテゴリーにあっても、その奥行きは全く異なっているので、消費者が自分の目で見つけていかなくてはならないそんな時代なんだなあと最近は感じています。

 むしろ、自分で探せる面白さを追求できる時代なのかなあと。

 ちなみに、「江戸切子」は専門だからわかりますが、他の分野では、

 とほほ・・・な買い物も実際してばかりです。

 自分の目を自分で肥やすこと

 これからの時代のキーワードだし、そういった人々を興奮させるものを制作することが

 創り手の必須条件ではないかと

 年末に思った次第です。
[PR]
by littlehanashyo | 2008-12-24 14:52 | 江戸切子
ス○イムって呼んでいいですか・・・?
 DSが欲しいんですが

 買ったら

 仕事しないなあ

 ということが見えているので、

 引退するまで買ってはいかん!

 と戒めています。

 その頃にDSってあるのか!と突っ込みながらも、「ドラクエやりたいよ~」と嘆いていたところ・・・

 あ、華硝にス○イム出現。

 幻想の見せる技なのか!

 これ破壊したら経験値いくつなのか!(給料○か月分・・・むしろマイナスだろう)

 色といい形といい、すごく似ていると思うんですが・・・。

 ちなみに、昨日、ヴィレッジバンガードにて

 メタルス○イム

 買ってしまいました。約1500円。

 大きさといい、お値段といい、

 この子は「キングス○イムだね」とスタッフと言ってます。

 
f0088709_11535948.jpg

[PR]
by littlehanashyo | 2008-12-22 11:54 | 江戸切子
琥珀色と桃色
 江戸切子=赤・青

 図式は

 薬品仕上げのトリックにしかすぎません。

 カットした線はくもり硝子の状態で出来上がってくるので、それを「磨く」ことで硝子は輝きます。

 その「磨き」を硫酸とフッ化水素という薬品で仕上げてしまうと、

 酸により色が薄くなります。

 その結果、酸に耐えられる色=赤・青(濃い色)になってしまうので、

 流通に出回る=大量生産=薬品仕上げ=赤・青=消費者が見る

 というものだけなのです。

 仕事で、ときどき百貨店やらセレクトショップを覗きますが

 みんな赤・青。薬品仕上げ。

 それを「手仕事」と呼ぶのかい?

 と、食品偽装と変わらない憤りを感じてなりません。

 手仕事=素晴らしい

 といっているわけではなく

 手仕事でも

 技術の向上があるもの=素晴らしい

 と私は思っています。

 薬品仕上げに果たして向上はあるのか?

 輝きの調節はできるのか?

 と、投げかけたい。

 手仕事への対価は、創り手の技術へのプライドであるのだから。
f0088709_14533978.jpg


 新作クラシックライン桃色のぐい呑みができました。

 薬品に入れたら無残な姿になってしまう淡い色の作品です。

 
[PR]
by littlehanashyo | 2008-12-20 14:53 | 江戸切子
製造が間に合わない店
 お客様から頂いて

 はまりにはまっているのが

 錦豊琳の「かりんとう」。

 東京駅でしか買えない常に行列の店の作品です。

 私は「かりんとう」好きなんですが

 甘くてたいてい食べ過ぎることはないのに、ここのかりんとうだけは

 次々と食べたくなり、やめることができなくなります。
 
 製造が間に合わないため、通販も行えない・・・

 という、この大量生産のご時世にはめずらしい話ですが、

 生産を増やせば、稀少性が下がる

 クオリティにも問題が出る

 可能性もあるわけで、そうした心意気が、この美味しさにつながっているのだろうと、食べながら実感しています。
 
 贈り物にも「稀少性が高い」ほうがプラスα喜ばれると思うし・・・。

 弊社も在庫をかかえているように見えると思うのですが、在庫少数です。

 手で創るものが、そんなにどこでも大量に出回るはずがなくて、

 注文が入ると、足りない分はすぐに創りはじめ仕上げます。

 8名のスタッフがいるから、できる技。

 でも、通販はたいていその日に出荷していますし、たいていのご相談には応じています。

 錦豊琳のかりんとうを見ると「うちと同じだ!」とにんまりしてします。

 こうした小さな店舗だからできる品質維持はまさに「稀少」です。

 写真は、モダンなオールドグラス。

 真っ赤だからできるデザイン。何となくイメージは

 フェラーリなんですけど・・・。
f0088709_1815582.jpg

[PR]
by littlehanashyo | 2008-12-19 18:16 | 江戸切子
自分の好きなものを取り入れる喜び
 自分が好きなものを日常生活で使う。

 贅沢というのは、そういうものだよ!と強く言いたい。

 うちの社長はむちゃくちゃお洒落だ。

 タキシードが似合う日本人男性は本物のお洒落さんだという、私基準があり(結構、あてはまる)

 社長は英国のパーティでも

 貧相な日本人にならなかった。

 その社長は雑誌は一切見ない。

 「押し付けられた情報でお洒落はできない」と持論。

 実は、私も意図的に情報のシャットアウトをしていて、

 単なる流行ものの情報や、広告もどきの記事などは見ないと決めたら、

 考え方が楽になってきた。

 つまり、自分で情報をコントロールしているから、気持ちがいいのだ。

 以前に村上春樹氏が

 「人と違う考え方をしたかったら、人と違う情報を得ようとすること」

 と言っていたが、

 こういうことなのだ・・・と実感している。

 弊社の工芸への考え方は従来のものと違っている。

 独自の世界づくりを今行っているのだが、風当たりもそれなりにある。

 でも、自分たちの考えていることに賛同してくれる人や、求めている人に出会う度に、

 自分の世界

 を創る喜びを感じることになる。

 好きなことをするというのは我儘という意味ではなく、自分で自分をコントロールできる能力を持つということなのだ

 ということが最近わかってきた。

 写真は今一番好きなぐい呑み。外より中が華やかなデザインです。
f0088709_18265488.jpg
f0088709_1827881.jpg


 
[PR]
by littlehanashyo | 2008-12-18 18:35 | 江戸切子
トップ

華硝の江戸切子について
by littlehanashyo
以前の記事
お気に入りブログ
メモ帳
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧