うちのマエストロは「職人さん」といわれることがきらいだ。
なぜなら
職人さん=頑固おやじ
のようなイメージで接するお客さんやらメディアの人がいるため。
伝統の技をもの静かに継承していくこだわりの人・・・
というのが日本の職人さんのイメージなのはなぜなんでしょうかねー。
そういう方もいると思いますが、職人さんだって人間なわけですよ。おしゃべりもいるし、柔軟性ある人もいるし・・・さまざまです。
先日、ふと読んだ「女職人さん」関連の本なんか、
弟子入り=無給
が当たり前のように書いてあってびっくりびっくり。
だって、弟子入りって・・・新入社員じゃないですかー。社員だったらお給料払うべきじゃないですかー!
もっと、腹立ったのが
お弟子さんが結婚しようとすると、親方(っていうのか!?)が反対する話が堂々とのっていて・・・
ええー、個人の自由じゃん。
だから、職人=時代錯誤 っていわれるんだよ!結婚したっていいもんは女だってつくれるんだよ!!
と暴言をはいてしまいました。
そういう体制を続けている人もいるようですが、私としては、現代的な生活の中でも伝統的なものづくりはできると思っています。
むかしのよさっていうのは別にシステムを継承するんじゃなくて技の継承だったり、よいデザインだったりすればいいのではないかと思います。
若くてイマドキの人たちが、「かっこいい」って思えるようなものをつくるには、システムも「かっこいい」ものにしていく必要もあるのではないかなーと思っております。
だからってわけじゃないけど、華硝には若者スタッフがいます。
若者だからいいものつくれないってことはぜんぜんありません。
長くやっていればいいものがつくれるってことばっかりじゃなくて、若者の感性だからこそつくれるものもあります。
若者 プラス ベテラン プラス マエストロ で総勢8名のスタッフで華硝の作品はつくられています。
ちなみにお客さんも20代の若者が多くなってきて幅広い年齢層の人が増えているのがうれしいことでもあります。