硝子っていうと、
海外のイメージが強くて、
もちろん、歴史的にも南蛮貿易などで、
海外からの珍しいものとして輸入されていたこともあるので、それは間違いではないのですが、
硝子は世界中にあって、
化学物質の融合でつくられていたことを考えると、
これから考えるべきことは
「あえて日本の硝子(切子)の特徴は?」
の答えを探していくことだと思っています。
中国製の切子と日本製の切子を並べたときに
「どちらが日本製でしょう」と聞かれ、誰もがきちんと答えることができれば
間違いなくそれは「日本の硝子の特徴」が、見る人に伝わっているということになります。
つまり、
切子の基準
というものが確立されていないことに問題があるのだと思っています。
それをきちんと伝えるためには、やはり、「江戸切子を販売する場所」にプラスして「江戸切子を伝える場所」も必要だと思っていて、
江戸切子の専門学校にあえてふみきりました。
日本の硝子とは何か、研究しながら、お客様につたえていきたいと思っています。